関連テーマ

 

    

 

サイドボックス

ここにテキスト


出し

アンノウン

  アンノウン

 

 “予想を裏切る驚きの展開”という宣伝文句ですと、構えてしまって、けっこう気合を入れて観ることになります。とは言っても合衆国の映画ですから、類似した作品は存在する。「ソルト」(コレはそんなに似ていない)はホントにやられたと思ったけれど、それを聞いて観に行った人は「それほどでも・・・」と言っていたくらいだから、あんまり大げさに吹聴するのもナニです。「完全なる報復」と同じで、予告編を見る回数がほとんどなかったから、バッチリ楽しめた。

 

 監督の実力は並大抵ではなくて、ジャウマ・コレット=セラは信頼できます。「GOAL!2」は観ていたけれど、通のお客さんから大絶賛だった「エスター」は怖くてパスしていた(ホント大損)。ベルリンに乗り込んでの撮影を難なくこなしている。カーチェイスもあるし、派手なガン・アクションも格闘も取り入れてグイグイ観ちゃう。ところが彼の持ち味は案外冒頭部分にあるのかも。外国に行って身分証明から何から無くしちゃって、言葉も通じないしにっちもさっちも行かなくなっちゃう。この部分に特化して描いていけば、確かにコアな人向けには秀作なんだけど、公開館数が減ってしまう。ま、そこはヒットメイカーのジョエル・シルバーが付いているわけで、“難解”と呼ばせない仕上がりになっています。ワリと見慣れた合衆国映画の展開になった時は、むしろホッとしました。

 

 ただこの作品の魅力は他にもあって、脇で出てくる役者がブルーノ・ガンツにフランク・ランジェラにエイダン・クイン。“水も漏らさぬ”唸るキャスティングで、順番に出てくるので嬉しかった。ブルーノ・ガンツはホントにドイツの名優で、「ベルリン天使の詩」を知ってる人が少数派でも「ヒトラー〜最期の12日間〜」は若い人でもご存知でしょうし、「バーダー・マインホフ 理想の果てに」も良かったし、今回はどこか「ブラジルから来た少年」の時を思わせる。本当にたまたま前日に「善き人のためのソナタ」を見ていてドンピシャだった。彼の役がなんと旧東ドイツの秘密警察ですからね。更にあの作品で重要な登場人物だったセバスチャン・コッホまで出ていてビックリ。また「デーヴ」以来出てくると納得のフランク・ランジェラも出番はそれほどでもないけれど申し分ないし、「妹の恋人」の時は二枚目の“お兄さん”だったエイダン・クインも久しぶりで嬉しい。どこか奇特な会社が彼の「ブリンク」をリリースしてくれないかと思っておるのですけれど・・・。もちろん主役のリーアム・ニーソンはデビュー作「エクスカリバー」から年取ってないんじゃないかと思える風貌はそのままに、派手なアクションに没入。もちろん「96時間」もダシに使われています。

 

 ジジイたちばかりではなくて、美人女優の2人がとにかく目を楽しませてくれる。ダイアン・クルーガーはタクシー運転手とかウェイトレスがぜんぜん似合わない美人なんだけど、クセのある役が好きですねぇ(「ハンティング・パーティ」「イングロリアス・バスターズ」)。でもリーアム・ニーソンとの対比で若くて可愛らしく映る。もう1人の美女ジャニュアリー・ジョーンズも「パイレーツ・ロック」のどこに出ていたかは思い出せませんが、今後は売れっ子でしょう。この2人の美女が揃って30代なのが実に中年向けで、男性陣が揃って50代以上ってトコは特徴でしょうか。「僕が結婚を決めたワケ」でも40代は“坊や”なんだけど、ジシイたちからはそう見えるのかな。でもさ、“目を皿のようにして”の鑑賞だったから、リーアム・ニーソン扮する主人公のパスポートが、ばっちりサバ読んでたのに失笑。

 

 構造は実は「××ー××」にソックリで、後半で「×ー×・××××××ー」も交えつつジョエル・シルバー・プロデュース作よろしくあっさり味。×部分をクリックすると作品出ますけれど、観賞後にされたほうが無難。ドイツが舞台だけに「ソウルキッチン」などもそうだけど、クラブはお約束(撮影の合間に遊びに行ったんだぜ)。移民のことにも触れているし、なんと時代記号として食糧問題が出てきました。「フード・インク」はやはりプレゼント・イシューってところでしょうか。文句なしで大人向けの本格サスペンス・アクションでした。

 

現在(5/12/2011)公開中
オススメ★★★★☆

 

Amazon.com

DMM.com 

 

前のページ   次のページ

 

top

関連作

   ブリンク〜瞳が忘れない〜

 

 ぜひDVD化を望むアイディア勝負のサスペンス。「ラスト・オブ・モヒカン」も良かったマデリン・ストーが確実に美しかった1本。それだけじゃなくて美貌の彼女に引けをとらない、エイダン・クインもハンサム刑事役。サスペンスなんだけど、2人の恋の行方も平行して描かれていて悪くない。タイトルのブリンク(ちらりと見る)が肝心で、目が不自由だった美人は手術を終え、ようやく視力を取り戻しかけた時に犯人を目撃してしまう。つまりは目撃したことはバレているけれど、犯人は特定できない。よって目前にいるのに分からない、というジレンマを抱えつつ物語が進行。むかし見たきりだから正確なことは思い出せませんが、確かそう。でもつまらん事は記憶していて、劇中エイダン・クインは“パール・ジャム”と言っているのに、字幕では“ヘヴィ・メタル”になっていて、なるほどねぇニルバーナ以外はダメなのかぁ、「シングルス」 にメンバー出ていたんだけど・・・。 
オススメ★★★☆☆

Amazon.com

 

ホームページ テンプレート フリー

Design by

inserted by FC2 system