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アイ・アム・ナンバー4

アイ・アム・ナンバー4

 

 モロに「X-MEN」と被るネタながら、アチラがアメコミ原作なのに対してコチラはジュブナイル原作(正確にはヤングアダルト小説と言うんだそうです)。単純に“男の子向け=アメコミ”、“女の子向け=ジュブナイル”と別けられませんが、美少年が主人公なのでターゲットは女の子。確かにカッコよい男の子で、スタイルも抜群、主演のアレックス・ペティファー君は上手くすれば今後モテモテのはず。ただアメコミには“被り物”ジンクスがあって、若手が出演するとその後けっこう苦労するケースがあります。はたしてジュブナイルはどうなんでしょう?「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフ君の今後が要注目といったところでしょうか。

 

 もっともオッサンの目当ては表看板のスターさん達ではなくて、仕掛け人の方。監督が「イーグル・アイ」のD・J・カルーソで、プロデューサーがマイケル・ベイ。この二人が噛んでることで意味するのは、“小気味良い演出で大爆発”。前作はほとんどオリジナルな部分が皆無といってよいはずになのに、抜群に面白かった分類不能の娯楽作。いちおうサスペンスの棚に並んでいますけれど、アクションにもSFにも移動可の優れもの(特集組む時に使いやすい商材)。もちろん監督に手口を伝授したのがスティーヴン・スピルバーグだろうことは容易に想像がつきます。そして今回は夕陽と爆発が得意のマイケル・ベイが参戦。ただし、プロデューサーになると「トランスフォーマー」の監督さんはホラーが好きなので、どうかなぁと思っていましたけれど、この手の超能力モノもいけます。どうしてもレニー・ハーリンと作品傾向が似てきてしまうマイケル・ベイ「コベナント 幻魔降臨」は早かったのかなぁ?

 

 冒頭は超能力者狩りが進行するから「ジャンパー」にソックリじゃないかと思いましたけれど、原作があるジュブナイルものなので、「エクリプス/トワイライト・サーガ」っぽく高校生の日常描写とか“みんなと似たような”部分が盛り込まれています。ただおかしいなぁ、D・J・カルーソーの小気味良い演出はどこにいったんだろう?と思っていましたら、ラストに炸裂。つまりはオッサンから見たら、スパスパいかないなぁという“高校生の日常描写”こそが貯めで、ラストバトルに予算全部持ってきた感じがたまらない。

 

 クドクド書いといてなんですけれど、夏の超大作に屁理屈は無用。「どうだった?」と聞いて「うーん映像がきれいだったし、プロットも悪くなかった」などと言われるより、「スッげーよ、手から光がブァーと出て、パトカーなんか超能力で持ち上げちゃうし、なんか「ジュラシックパーク」みたいな怪獣が出てきて、最後はドバドバドバーって爆発して終わっちゃう」と言われた方に魅力を感じます。「マトリックス」のトリニティみたいにナンバー6が出てくるところもカッコ良かった。「魔法使いの弟子」に出ていたテリーサ・パーマー、ドゥカティに颯爽とまたがってたまりません。後はもう貯め以外の何ものでもなく、その意味では高校生のありがちな日常も必要だったと言えます。

 

 超能力バトルはけっこう日本の十八番で、古くは「幻魔大戦」「地球へ」からこの作品と同じくジュブナイルを原作にした「とある魔術の禁書目録」テレビドラマ「SPEC(スペック) 〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」に至るまで連綿と作られ続けている。でもさすが合衆国映画だけに映像だけでなく、劇場で体験するしかない音の迫力は抜群。ネタ的には「ジャンパー」「ハイランダー 悪魔の戦士」(パート2まで見ないと分からないけど)と「エクリプス/トワイライト・サーガ」のようなジュブナイルの合体技。「イーグル・アイ」 同様にオリジナルなんて追求するより、ラストに炸裂する超能力バトルでスッキリして劇場を後に出来る合格点の娯楽作でした。今後このシリーズは期待できる。

 

現在(7/8/2011)公開中
オススメ★★★☆☆ 

 

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  コベナント 幻魔降臨

 

 映画監督レニー・ハーリンは着眼点は良いものの、なぜか流れに乗れない宿命があります。「クリフハンガー」 は「バーティカル・リミット」より売れたけれど、山岳アクション映画の多産化には至らなかった。「カットスロート・アイランド」は派手さでぜんぜん負けてないのに、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の稼いだ額には及ばない。本作も合衆国ではヒットしたのだけれど、売り込みに苦労しそうな要素が多かったため、未公開になってしまった。しかしハッキリ言って当った「トワイライト初恋」「アイ・アム・ナンバー4」を合体させたような作品を2006年にはお披露目していたんだから、早かったとしか言いようがない。

 

 合衆国の片田舎、魔女狩りの言い伝えのある街で高校生が・・・なんて物語ですからまんまです。ただ使用曲の感じが「スティグマータ聖痕」とか「ドラキュリア」を思わせて、若干年代が遡る。監督の趣味はあちこちで見られて、これが吉と出たのか凶と出たのか?学生寮はまずあんなところ使わないだろうというホラー映画の舞台みたいな所。出ている若手はホントに時期さえ間違わなければ・・・。でも超能力ものでPKパワー炸裂のVFXはちゃんと作っていたから“げんなり”することはありません。あそこがチャチだと珍品として、生きていくしかなくなっちゃう(ダコタ・ファニング主演でズッコケ作1本あり、タイトルは内緒)。売れたけど「魔法使いの弟子」の“カメハメ波”は完全なパクり。車がバラバラになって一気に元通りになるとことか見せ場は多く、1本で終わった潔さも合わせてオススメ。  
オススメ★★★☆☆

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