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僕が結婚を決めたワケ

  僕が結婚を決めたワケ

 

 あの「ダヴィンチ・コード」とか「バックドラフト」の巨匠、ロン・ハワードが・・・という宣伝文句ではなくて、題材とキャストで「あ、また出来心でやったのね」とピンとくる楽しい作品。「ザ・ペーパー」までだとミニシアターで上映されていたけれど、シネコンもエライ。「フロスト×ニクソン」もそこそこ認知されたからでしょうか、勇気ある決断に大感謝。彼の“裏稼業”が近所で観られるのはありがたい。それにこの手のラブ・コメってなかなか入ってこなくなったからね。

 

 さて「ラブ・イン・ニューヨーク」以来の常連、マイケル・キートンは出ていないけれど、ヴィンス・ヴォーンは実にハマリ役の“四十路坊や”。20代はたぶんモテただろうけれど、過剰な自信が命取りで、いい年こいて独り者。しかし運よく結婚までは秒読みで、ジェニファー・コネリーと同棲中。仕事をちゃんと持っている独立した美人の役は今の彼女ならではでしょう。「地球が静止する日」「ブラッド・ダイヤモンドも勇ましく凛々しかったけれど、ダメ男を思いやる彼女は素敵。

 

 で、プロポーズが秒読みなんだけど事件発生。これがタイトルにもなっている“DILEMMA”でコレが主人公ロニーを襲うことに。学生時代(個人的な昔話で申し訳ない)、英会話の先生がダイラマと連呼しているので何のことか気づきませんでしたけれど、ジレンマのことなわけです。どんなことにロニーが“板ばさみ”になってしまうか、というのはぜひご覧になってご確認を。“四十路坊や”ですから“呑む、打つ、買う”の悪癖があって、ロニーは“打つ”だけど、相棒は“買う”の方がたたって奥さんと・・・。更に悪いことにその奥さんとロニーは過去に×××で、てんやわんや。だいたい巨匠の“裏稼業”のパターン炸裂で実に楽しい展開。ごくフツーに見えるコメディにするため、ジェニファー・コネリーもウィノナ・ライダーも美貌を封じています。ドレスアップしたジェニファーを堪能するのが厨房とはね。

 

 しかし巨匠の気楽な出来心コメディなんだけど、実は見所が他にもあって“四十路坊や”の二人が売り込もうとしているのは新開発の技術。もはや電気自動車の時代に突入している21世紀。静かになって良いなぁと思っていたら、なんとエンジン音を轟かせるシステムで大手と契約とろうとしている。「60セカンズ」「グラン・トリノ」をご覧になればお分かりになりますけれど、自動車の国ですから、連中アレがなくちゃなんないんでしょう。とどろくエンジン音に会社重役が実に嬉しそう。またそんな中にクィーン・ラティファが混じっていたりして。「主人公は僕だった」の時みたいなキャリアかと思わせて、笑いをとってます。

 

 容貌は優男ですけれど、オリヴァー・ストーン と同じくロン・ハワードも愛国者。今回「ガン・ホー」以来のネタに取り組んでいる。果たして合衆国の威信にかけて、自動車産業は復活するのかな。“四十路坊や”のラブコメの体裁ですけれど、ちゃんと“自動車の今”といった時代記号を取り入れているので、「プラダを着た悪魔」に負けないクォリティに仕上がっている。喜劇に見えて悲劇なのが「マイレージ、マイライフ」だとすると、悲劇的要素が散りばめられているのに、ハッピーに見えるのは監督の手腕、さすがです。大通り映画で上手いと呼ばれる演技を披露する人々が、実に楽しげに演技しているのは彼の“裏稼業”ならでは。台所で紙袋渡すところは良かったなぁ。

 

 なお「ザ・セル」のイメージがあったので、ヴィンス・ヴォーンという人はマジな役者だと思っていました。ところが「Mr&Mrs.スミス」の脇役を飄々と演じたり、彼の「ウェディング・クラッシャーズ」を観てみたくなりました。相棒役のケヴィン・ジェームズ主演「モール★コップ」と共に。両作品ともレンタル屋ストレート。見逃しちゃって偉そうなことは言えないけれど、「ウソから始まる恋と仕事の成功術」にしろコメディの未公開はもったいない。

 

現在((1/14/2011))公開中
オススメ★★★★☆

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  ウエディング・クラッシャーズ

 

 クラッシャーズといっても壊すのではなく、“荒らし”。言語道断の二人が結婚式に紛れ込んで、タダ酒飲んだ挙句に美人をつまみ食い。冒頭久しぶりのレベッカ・デモーネイ(「ギルティ罪深き罪」)が離婚調停をやってるんだけど、あくびしながら仕事しているオーエン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーン。結婚シーズンとなれば出動で、もうやりたい放題。ところが大物政治家の式に紛れ込んだはいいけれど、抜けられなくなっちゃって・・・、その辺は見てのお楽しみ。2005年の作品ながら、今(2011年)観ると豪華共演で目が釘付け。

 

 大物政治家がクリストファー・ウォーケンで、「ディア・ハンター」が嘘みたいにマジ顔で笑わせ、ブラッドリー・クーパー(「特攻野郎AチームTHE MOVIE」「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」)のレイフ・ファインズを思わせるツルツル・エリート役は貴重。そしてもちろん、レイチェル・マクアダムス(「きみがぼくを見つけた日」)ですよ。「ジェイ&サイレント・ボブ帝国への逆襲」と同じくウィル・フェレルがラストに登場。クラッシャーズの師匠で、結婚式じゃなくて××を荒らしているという冒涜ぶり。「主人公は僕だった」が完全に彼の異色作だということが分かる。レンタル屋ストレートがもったいないというより、このヤバイ冒涜コメディはその方が安全だったかも・・・の代物。
オススメ★★★☆☆

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