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バイオハザードIV アフターライフ

バイオハザードW アフターライフ   バイオハザードW アフターライフ

 

 10年以上前、続編を皮肉ったタイトルの「ローデッドウェポン1」 (原題はnational rampoon's loaded weapon1 とやたらと長い)というのがありましたけれど(ごめんなさいDVDレンタルありません)、今年(2010)はけっこうこれから続編が作られそうなタイトルが公開されています。当ったから作るのではなく、今後“飯が食えそう”な内容で、お客さんの反応を待つパート1というのは悪くない。テレビ・シリーズのパイロット版ってところでしょうか?

 

 「シャーロック・ホームズ」続編が義務だし、「ソルト」「特攻野郎AチームTHE MOVIEはクォリティ的に問題なし。無理っぽいけどやろうとすれば出来そうなのが「ウルフマン」「第9地区」「パリより愛をこめて」といったところでしょうか(どれもラスト含みもたせてるんだよね)。「ハングオーバー」は確か決まってるし、まさか「アウトレイジ」まで・・・。ま、しっかり作ればお客さんはつく。

 

 ただこの作品はもう4作目なので、もちろんこれらとは違うんですけれど“3Dのパート1”として見ることができます。いやいや“3Dのパート1”でなければ困る。だってパート3で完結しちゃったと思ってたから・・・。確かに続きそうではあるけれど、もうネタ的にキツイはず。ところが3Dなら蘇る。

 

 一番出来が良い「アバター」から観てしまっているため、今回5本目ですけれどなかなか勝ち目がない。しかし3Dを念頭において作っていることは良く分かります(無理やりもってったのもあるからね)。ビデオログ撮っていたり、パソコンなどのモニターが浮び上がっているように見えるのは「アバター」と同じで有効な使い方。内容優先だと、「トイストーリー3」みたいに「なくても別に良かったんじゃ・・・」となってしまいますから(評論家とか映画アナリストが飛びつくポイントになりそう)。果敢に最高傑作「アバター」の映像技術に挑む姿勢はエライ。

 

 実はゲームやらないし、ファンでもないのにこのシリーズは全部観ている(パンフレットが毎回デカくて収納に困った)。単純にこの手のネタが好きで、合衆国のティーン・エイジャーでもないのに、「ブレイド」「ウルトラヴァイオレット」「アンダーワールド」も・・・。数を観てくると設定も重なっちゃって、見分けがつかなくなります。しかし人間離れしたアクションの香辛料として3Dをまぶして使う。

 

 材料はハッキリいって同じなんだけど、スパイスが違うから食べられる。アクション・シーンで新鮮味のあるものってそんなにないです。「アップルシード」「エクスマキナ」からもらっちゃってるようなヤツあるし、「ブレイド」「ウルトラヴァイオレット」「アンダーワールド」も使っているし、紛れもなく「MATRIX」へのオマージュは冒頭部分をご覧になるとお分かりになります。あのマシンガン撃ちまくりの名シーン。この技術で「MATRIX」を撮っていたらどうなっていたんだろう?惜しいような、期待できるような。

 

 視覚体験映画としてでしたら、ぜんぜんOK。最も成功したゲームの映画化作品なんですから、“無内容”でなければ物語が荒唐無稽だってかまいません。マジで近未来もの に迫るとなると「ザ・ロード」になっちゃうから、デタラメなお話の方が観ていて気楽。「プリズン・プレイク」のウェントワース・ミラーが檻の中にいるってベタなネタも、アリ・ラーターの美貌で許せてしまう(ミラとアリがいなかったら観るもんか)。

 

 ゲーム・ユーザーとこの手の映画好きにアピールするから、ヒットするだろうし間違いなくあと3本くらいは作られる(コケたら「ジャンパー」・・・)。もうほとんど「エイリアン2」から進化していないようなんだけど、この手のネタにはホントに弱くて自然と身体が劇場に向いちゃいます。たとえ周囲の「え?観るの?興味ないなぁ」という意見が大勢を占めていても。

 

(9/5/2010)先行上映で観ました
オススメ★★★☆☆

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関連作

  ローデッド・ウェポン1

 

 続編を皮肉ったパロディもので“掘り起こしてほしい”1本。基本路線はタイトルが示すとおり「リーサルウェポン」なんだけど、当時のヒット作を茶化している。ですから世代が違うとぜんぜん笑えないかも。ただ「リーサルウェポン」のリッグス刑事が住んでるトレーラー・ハウスの部分(やたら広い)とか「ダーティハリー」の名台詞をパクッたトコとか悪くない。

 

 また「羊たちの沈黙」の博士をねぇ、「アマデウス」のF・マーレイ・エイブラハムが平気でやっちゃうんだもんな。サミュエル・L・ジャクソン、エミリオ・エステベスの珍コンビに加えて、なぜかウーピー・ゴールドバーグまで出てきたりして。確かVHSがリリースされた時、吹き替えが2種類あって関西弁ヴァージョンがあったような。データをたんまり入れられるブルーレイが登場した今となってはまず考えられない。レンタル屋は苦労したのよ、仕入れのバランスで。
オススメ★★★☆☆

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