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アイアンマン2

  アイアンマン2

 

 まさか第2弾があるとは思わなかったB級アメコミ「アイアンマン」。もと青春スターでブランクはあったけれど、最近復活して出演作(「路上のソリスト」「シャーロック・ホームズ」)を量産中のロバート・ダウニーJr.。同じく若かりし頃はその美貌で世の女性たちをノック・アウトしていたけれど、その“売り”がダメになってむしろ役者として評価が増し「レスラー」で復活のミッキー・ローク。この“スネに傷持つ”2人の中年対決という異色のアメコミ映画、笑えます。そういえば前回も元セクシー男優のジェフ・ブリッジスが敵役でしたっけ。

 

 20年前に共演していそうで、していない2人の対決に加えて「セブン」「恋におちたシェイクスピア」以来その美貌が相変わらずの、いかにも“上流階級出身”が似合うグイネス・パルトロウも中年にはたまらない魅力。ま、平均年齢の高い異色のアメコミ・ヒーローものですけれど、若さ炸裂のスカーレット・ヨハンソンがこの作品最大の魅力。いかにも“なんかあるぜ”という雰囲気を醸し出し、予告編から察すると××なんだけど、実は×××でかっこ良かったなぁ。あのごく普通の奥さんを演じた「ロスト・イン・トランスレーション」から7年経つと“良い女”になっちゃうんですねぇ。

 

 また脇役がすごくて、前回テレンス・ハワード(「ハンティング・パーティ」)が演じた役をドン・チードルがやっていてビックリ。いくら“脇役こそステイタスのアメコミ映画といっても代役の方がどっちかって言うと演技派大物になるなんて。更にサム・ロックウェル(「コンフェッション」)が「007慰めの報酬」 でマチュー・アマルリックが演じた“キレやすい”今風成金で出てきたり、サミュエル・L・ジャクソン が無造作に伏線のためだけに出てきたりと遊び心だけで成立しているような内容。なにせ監督自身が嬉々として“かばん持ち役”で笑いをとったりしているしね。

 

 冒頭の「アビエイター」 みたいに公聴会で食って掛かるトコは痛快で、合衆国の実業家は議員なんか屁とも思ってないんですな。ただ舞台が“軍需産業のエキスポ”だけにマジで観るわけにはいかない。途中意味不明のシーンも多々あったし・・・。「ロード・オブ・ウォー」のようなシリアス系とは違って、アメコミ映画ですから物語やら設定を生真面目に追及していくと言語道断となります。しかしAC/DCのテーマ曲やらいかにも合衆国って感じのノー天気さを、頭空っぽにして楽しむB級映画の典型でしょう。いい年したオッサンがパワード・スーツで激闘するって笑っちゃうけど楽しい。今すぐ「機動戦士ガンダム」の実写化が可能と思えてくる「第9地区」に負けないバトル・シーンも見所のひとつ。アメコミ映画の“被り物ジンクス”をものともせずにロバート・ダウニーJr. 、あと1作 シャレでいってもいいんじゃないでしょうか。

 

現在(6/11/2010)公開中 
オススメ★★★☆☆ 

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   ゼブラーマン-ゼブラシティの逆襲-

 

 「アイアンマン2」同様に第二弾があるとは思わなかった、中年ヒーローものの先駆けにして国産。技術が向上しているにもかかわらず、どうしても特撮魂を貫いているように見えるのは「アサルト・ガールズ」と同様で、実に楽しくオッサンはワクワクする。“何でも屋”にして多産の監督三池崇史、押井守の舞台劇メイキング「28 1/2妄想の巨人」に出てきて笑いをとるくらいの茶目っ気。哀川翔とのコンビでも作品を幾つも産み出している。日本版のジョージ・クルーニースティーヴン・ソダーバーグといったところでしょうか?キャストは人脈で集まるし、チョイ役でも嬉々として上手い人が出てくる。

 

 この作品でも六平直政(「太陽」)とか中野英雄(「アウトレイジ」)とか無造作に出てきて、ガダルカナル・タカが大物悪役にして惨めにやられちゃったり。人気者2人に宮藤官九郎が加わるトリプルな合体技で、アッと驚いた前作を更にパワー・アップ。特撮だけでなく、仲里依紗ちゃん(「時をかける少女」)をダシにしてやりたい放題。ラストのトコなんかさすが宮藤官九郎、「ウルトラマンA」のパロディを最も下品に展開(分かる方は中年以上)。でもけっこう毒のある部分も含まれていて、だてに「少年メリケンサック」を監督していない。
オススメ★★★☆☆

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