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 看板のレオ&謙ではなく、次候補の出演者が映画好きにはもうたまらない豪華さ。ジョセフ・ゴードン=レヴィットエレン・ペイジ 、マリオン・コティヤール 、この3人が共演しているだけで、劇場に行くのはごく自然な成り行き。ジョセフは「(500日)のサマー」「セントアンナの奇跡」で実力は証明済み。「ジュノ」が素晴らしかったエレンは前作で見せた“ま、どうでもいいんだけどね”という風情が微塵もない。等身大の20代はキャリアに1つ厚みが増した感じ。マリオンはラッセル・クロウ「プロヴァンスの贈りもの」ジョニー・デップ「パブリック・エネミーズ」 に続いて、レオナルド・ディカプリオをノック・アウト。少数かもしれないけれど、彼ら目当ての方って確実にいるはず。

 

 内容は80年代だったら間違いなく“サイバー・パンクSF ”と呼ばれる代物で、ウィリアム・ギブソンの小説もいよいよ映像化が可能か?という自然な感じのヴィジュアルはすごい。「JM」 とか「夢の涯てまでも」(ごめんなさいDVDレンタルありません)は時期尚早だったけれど、今なら理解されそう。“サイバーパンク”のお約束、“日本”が色濃く反映されていて「ラストサムライ」 =渡辺謙はなくてはならない。

 

 ですから実はそんなに新しいものではないのです。その証拠に深層心理を“トゥリー構造”にしているので、対置する考え方“リゾーム”を象徴するネット が出てこない(まさかの夢落ちかと思ったのがココ)。下部構造は上部構造に従属するのがトゥリー構造で、ネットワークが伸びた先にまた広がって・・・というのが確かリゾーム(知った風な口を利くとき使うテキスト=EV.Caf  超進化論  にまんま載ってます)。でも時差を生む装置として機能させたのは面白い。地獄とこの世の時間の進み方が違う「コンスタンティン」 のように。

 

 ただお客さんを「むむっ、複雑な・・・」とさせる“目くらまし”としてだったら、この夢(正確には深層心理)を使うのは方便としてアリ。“人の夢の中”というのなら、傑作「うる星やつら2/ビューティフルドリーマー」があるし、「幻魔大戦」にも「パプリカ」にも“サイコ・ダイヴ”のシーンはある。ゲームでロスト(意識消失かな?)した恋人を求めてっていうのは「アヴァロン」でもやってました。ま、合衆国にだって「ザ・セル」があるし、そもそもずいぶんと「MATRIX」 を思わせる部分が多々アリで楽しめます。

 

 構造でお客さんをムムッと言わせているけれど、アクションがけち臭いと合衆国じゃあ×なので、ガン・ファイトは「007慰めの報酬」とか「ボーンアルティメイタム」に負けない今風な味付けがなされている。それにしても圧巻はジョセフ・ゴードン=レヴィット、アクション俳優に転身か?というシーン。まさか「アポロ13」 みたいに急降下する飛行機の中で無重力を産み出したんじゃないかと思えるような、“上下左右がワケ分からん”てな空間に投げ出されて大変だったのでは?あそこはすごい。

 

 最終的にはもちろん合衆国映画ですから「幸せの1ページ」に近いラインでお話は進んでいくんですけれど、それはご覧になってご確認を。メイン・テーマを背負って立つんだからやはりレオナルド・ディカプリオはスター。あの「ギルバート・グレイプ」の男の子がねぇ・・・。さまざまな要素がてんこ盛りになっているので、テンポ良くってわけにはいかないけれど、贅沢な2時間半。「メメント」のイギリス人監督クリストファー・ノーラン「ダークナイト」 で不動の地位を得て大作監督請負人となるか。コレを超える作品はなかなか難しいだろうなぁ。

 

先行上映(7/18/2010)で観ました
オススメ★★★★☆ 

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 あくまで豪華スター共演の珍品SF として楽しめる。当時はウィリアム・ギブソンの原作を関係者が理解できなかったんだろうなぁと21世紀の今なら納得。しかしスゴイじゃないですか、後にエポック「MATRIX」の主演キアヌ・リーヴスと日本が誇る北野武が共演しているんですから。いちおうサイバーパンクのお約束で、“サラリーマン”と“ヤクザ”は抑えてあるけど、テクノロジーが“フロッピー・ディスク”止まりで、この手のSFは“すたる”のが早く、“人一倍勉強”しなくちゃ作れないことがよく分かります。
オススメ★★★☆☆

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