関連テーマ 

サイドボックス

ここにテキスト


出し

エクスペンダブルズ

  エクスペンダブルズ

 

 アクション・スター受難の時代、なにせアクションは美男子が演じてしまっているので(トムブラッドジョニーも・・・)、融通の利かないアクション俳優たちはほとんど“絶滅危惧種”に(80年代にかえりたい・・・)。マーケティング的には“男のアクション”といった企画段階で、シェアが50%、“サラリーマンが映画仕切ってる時代”に作るのが最も困難を極めるネタ。でもさ、レンタル屋ストレートのB級観るくらいなら(当りハズレが極端)、やっぱ出ている俳優を観に行くのが肝心で、これはまさに最高峰。2人のスター共演だって大変なのに(「ナイト&デイ」とか「Mr.&Ms.スミス」)、大量出演させてちゃんと見せ場を割り振ってる。

 

 皆さん人気のあるスターだけに、出番がしょぼかったらそれぞれのファンが黙っていない。 で、ファンの気持ちも心得ている最も“融通の利かない”元祖アクションスタ=シルヴェスター・スタローン監督は猛者どもを“ややこしい内戦地域(アフガニスタンイラク)”で暴れまわらせるんじゃなくて、お決まりの中米でやりたい放題。定番中の定番、“軍事独裁政権の親玉”を叩き潰しに行っちゃう。でもいちおう背後にCIAがいるってのは、ちゃんと時代に即している。

 

 もう物語なんて無くてもよさそうというより、劇場を後にした途端に忘れちゃう。けれど、冒頭は映画ではあんまり描かれなかった“ソマリアの海賊”だからちゃんと21世紀。ただこの作品に肝心なのは設定でも物語でもなく、“見せ場”。なんと言ってもシルヴェスター・スタローンアーノルド・シュワルツェネッガーが同じ画面に収まってるんですよ!しかもブルース・ウィリスが仲介役だよ。「ランボー」「ターミネーター」「ダイハード」、どれも忘れられない大好きなアクション映画、その主演俳優が一堂に会するんだからハッキリ言って事件。心に刻み付けた名シーンです。

 

 もちろん3人以外のスターにも“見せ場”は用意されていて、ジェイソン・ステイサムは無骨なおっさんの中でいちおう“色男”の位置。でもナイフ投げのテクニックはすごかった。「トランスポーター」では確かやってなかったはず。で、ジェット・リーつかまえて「チビチビ」と実に失礼なスタローンですけれど、彼VS×××・××××が用意されていて目が釘付け。出演者中最も身体の切れ味鋭い彼ならではの“夢のドリーム・マッチ”実現。ドルフ・ラングレンも屈折した役回りでちょっとビックリなんだけど、触れると台無しになるので割愛。で、出演者中唯一ドラマティックな芝居が可能なミッキー・ロークに泣かせる場面を演じさせる。ここはけっこうグッと来るところで見応えあり。

 

 監督として才能があるかないかは分かりませんけれど、サービス精神にのっとった“見せ場”配置はなかなかでは。出演者のことを好きで、敬意を払っていることが良く分かる。ま、スゴイのは終盤の盛り上がる戦闘シーンで、銃撃戦がもうドバドバドバドバドバドバッーって感じ。悪玉はバッタバッタと倒されていくのに、善玉には銃弾がかすりもしない不条理さ。しかしホントに20年くらい前は微塵も疑うことなく観ていた場面なんだよなぁ、若い人は笑っちゃうかもしれないけれど・・・。もうホントに悪役が気の毒に見える弱々しい感じ。

 

 今となってはリュック・ベッソンテイストでしか拝めない“無骨な男ども”の“教育上よろしくない”アクション。次回作ではぜひ出ていない二人、スティーヴン・セガールとジャン=クロード・ヴァンダムを悪役に夢のドリーム・マッチを展開してほしい。死のデス・マッチとかいっちゃってさ。少なくとも合衆国では当ったから、続編は大丈夫でしょう。なにせ今年はパート1イヤーだからして。

 

 怖いのはで終わらせずに3部作にしようという、下心が出ないことを切に望む。もちろん面白ければOKなんだけど、レンタル屋ストレートだけはやめてほしい。あと一回はいいけれど、下心が沸いてくるとヤバイですマジで。しかし良かったよなぁ、ショーン・コネリーとクリント・イーストウッド 共演は実現できないからね。なお売り込む義理はないけれど、パンフレットのスタローン のインタビューには笑ってしまいます(ぜひご一読を)。出演者のフィルモグラフィー付でけっこう“記念”になるかも。

 

現在(10/17/2010)公開中 
オススメ★★★☆☆  

Amazon.com

DMM.com

 

前のページ     次のページ

 

top

関連作

  ハンター

 

 この作品を遺作にしてスティーヴ・マックィーンは逝ってしまった。製作年が1980年で、今から振り返ってみれば“節目”のようにも見える。「大脱走」とか「タワーリング・インフェルノ」のかっこよい大人が“縦列駐車”が下手で、ラマーズ法の教室行ったり、ラストにはひっくり返ったりして微笑ましい。彼の後に登場してきたのがスタローンで、「ナイトホークスが翌年というのは運命的かも。今(2011年)観ると、案外社会が未だマトモに機能していたように思える。

 

 ただし「ダーティハリー」を経ているだけに、ジワジワと異常者の影がちらつく。「ミッドナイト・ラン」ロバート・デ・ニーロが演じた賞金稼ぎに先行すること8年、けっこう面倒見が良くて、ただ“とっつかまえる”だけではない。故に人々から“パパ”と呼ばれたりして。ガキの頃見ていたけれど、列車のシーンには釘付けになった。そしてオッサンになったらトウモロコシ畑のチェイス・シーンに笑ってしまいます。現在のアクションが取り戻そうとしている、現実味のあるスタントは必見。「サブウェイ123激突」「アンストッパブル」と見比べるのも一興かも、意外に遜色ないですよ。
オススメ★★★☆☆

Amazon.com

DMM.com

 

ホームページ テンプレート フリー

Design by

inserted by FC2 system