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タイタンの戦い

  タイタンの戦い

 

 「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」と3D超大作3本目に観たのがコレ。前の2作では目が慣れてなかったせいか、3D映像にただ、ただ圧倒されてしまっていたけれど、コレは映像に惑わされずにストーリーを追うことができました。ま、かなり無理やり3Dにしたんじゃないかと思える部分が多々あるんですけれど、結果として未開拓の3D映画は作るのが難しいということでしょうか?もう突っ込みどころはいっぱいあるけれど、ジェームズ・キャメロンティム・バートンと比べて「トランスポーター」のルイ・レテリエを攻めちゃ酷ってもんです、パート3まであるけど「トランスポーター」なんてもろB級なんだから。

 

  しかしB級神話コスプレ・チャンバラとしてならぜんぜん楽しめる、恐ろしく分かりやすいギリシア神話入門編の1本。ゼウスやらメデューサやらクラーケンやらが出てきて、後々パクられていったキャラやエピソードが気楽に楽しめます(「ベオウルフ」より古いんだから本当のオリジン)。神と悪魔の相克をオカルトチックに描くと「コンスタンティン」になりますが、コスプレ風味を効かすことができるのはギリシア神話の強み。加えてCGとコスプレの合体技「300スリーハンドレッド」には出せなかった化け物もおいしいネタのひとつ。

 

 で。映画好きとして楽しませてもらったのはリーアム・ニーソンレイフ・ファインズ 。あの「シンドラーのリスト」の2人が再共演ですよ。案外似ていて神様兄弟って設定に無理がない。「96時間」でそれまでの師匠っぽいイメージ(「スターウォーズT」、「バットマンビギンズ」)の脱却ができたリーアム・ニーソン、とうとう神様の王様までいっちゃいました。またキリスト教だとサタンにあたるのかな、ハデスを演じたレイフ・ファインズ、悪逆の男も優しい男(「ナイロビの蜂」「オスカー&ルシンダ」)も演じ分けられるけど、不気味な彼を見たのは初めて。「ハリーポッター」のボルデモート卿ってあんな感じなんでしょうか?

 

 そして主演のペルセウスを演じたサム・ワーシントン。「ターミネーター4」「アバター」と恐ろしく速いスピードでステップ・アップしてきて、セクシー男優の登竜門、“史劇的コスプレ”に挑戦。後々売れっ子になる人はたいていコレやります。ラッセル・クロウ(「グラディエーター」)、メル・ギブソン(「ブレイブハート」)、コリン・ファレル(「アレキサンダー」)、オーランド・ブルーム(「キングダム・オブ・ヘブン」)、ブラッド・ピット(「トロイ」)、ジェラルド・バトラー(「300スリーハンドレッド」)クライブ・オーエン(「キングアーサー」)。後は「007/慰めの報酬」のダニエル・クレイグがやってないくらいか。

 

 ただ“マッチョはダメよ”の21世紀だけに、神様兄弟より没個性的に見えるかもしれません。けれど、時代は確実に女の子のヒーローを求めているので(「アリス・イン・ワンダーランド」が分かりやすいです)、美女のサポートつきでヒーロー稼業を遂行。この美女を演じたジェマ・アータートン、「007/慰めの報酬」がイマイチの役だっただけに良かったですね。

 

 まだまだ開拓の余地がある3Dはこの際忘れて、B級神話コスプレ・チャンバラとしてお楽しみを。決してサソリの戦闘シーンは「トランスフォーマー」の方が・・・、などとはおっしゃらずに。オリジナルだってA級じゃなかったんですから。

 

 現在(4/25/2010)公開中 
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 「キングアーサー」を観る前にご覧になると、楽しさ倍増になるオリジナルになるかも。対をなすというと大げさだけど、これを21世紀の観客にも受けるように改変したのがアレという解釈も出来ます。ランスロットとグェネヴィアが浮気しちゃうのは「トゥルー・ナイト」でもやってるんですけれど、それだけじゃなくて聖杯探したり「アヴァロン」でも使われた元ネタも拝める。ま、伝説だけにやりたい放題で、後に英国女王を演じるヘレン・ミレン(「クィーン」)も悪女で登場。彼女のパートはどこかギリシア神話っぽくて、「タイタンの戦い」に通じるものがある。

 

 今(2010年)観ると脇役の豪華さに唖然とするくらいで、「ミラーズ・クロッシング」の伊達男ガブリエル・バーンとかピカード艦長のパトリック・スチュワート(「ファーストコンタクト」)とかけっこう中心から離れている役どころで、驚くべきはリーアム・ニーソンのデビュー作。その容貌が「96時間」とか「レクイエム」の今とあんまり変わらないところが恐ろしい。いちおう当時の特撮技術を駆使しているけれど、CGじゃないから違和感は残ります。しかし“史劇的コスプレ”の有名なヒーローものとしてオススメ。やたら重そうな甲冑つけているので、騎士の動きの鈍さが最新版「ロビン・フッド」と比べると面白いかも。英国の時代劇では森がけっこう重要な舞台ですね。
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