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アリス・イン・ワンダーランド

アリス・イン・ワンダーランド  アリス・イン・ワンダーランド

 

 “ティム・バートンジョニー・デップ7作目のコンビ”というのは宣伝文句で、意外にも既存のティム・バートン作品(「シザーハンズ」「スリーピー・ホロウ」「チャーリーとチョコレート工場」「スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師」)とは趣が異なって、正攻法の超大作。まだ3D映像に目が慣れていないおかげで(「アバター」に続いて2作目なもんで)、やっぱビックリしながらの1時間49分。

 

  確かに既存のバートン作品に比べたら、顧客満足度はイマイチかもしれない(怒っちゃう人いるかもなぁ)。しかし“最新特撮技術”を試行するなら、突飛な部分は控えたって良いのではと思います。そりゃあ大人になったアリスが再びワンダーランドへ・・・っていう設定はまんま「フック」と同じヒネリみたいかもしれませんけれど、映像に惑わされるんだから、ティム・バートンらしさは後々の楽しみとして取っておいても。

 

 で、いつも通りジョニー・デップ &ヘレナ・ボナム=カーター(この人の「ヴァージン・フライト」って大好き(ごめんなさいDVDレンタルありません)はやりまくりの怪演。更にあの「プリティ・プリンセス」「プラダを着た悪魔」「ゲットスマート」とステップ・アップしてきたアン・ハサウェイちゃんまでノリノリで笑わせてくれます。しかし彼らはあくまでも脇に徹した彩の一部で、ヒロインがとっても素敵なミア・ワシコウスカちゃん。

 

 元プリンセス=アン・ハサウェイを女王に見せるには、更に若く初々しい彼女が必要だったわけで、出演依頼は殺到するでしょうなぁ。ジェームズ・ボンド=ダニエル・クレイグが対ナチレジスタンスになる「ディファイアンス」でも印象的でしたが、彼女の勇ましくカッコ良いバトルはまさにこの作品のクライマックス。同じ日に観た「17歳の肖像」も美しく成長していくヒロインの物語でしたけれど、今世紀はこの種の作品に勇気づけられていくことになりそう。白馬の騎士やら王子なんかあてにしない彼女たちかっこいいんだもの、情けない男の話なんか観たくもない。

 

 「アバター」を観た時もそうでしたけれど、3Dにはまだまだ開拓の余地が多く残されていて、いまんところ違和感は残るんだけど、慣れてくれば楽しめる可能性がある。少なくとも今世紀の監督たちが挑戦しがいのあるフロンティアになっていきそう。ティム・バートンらしさはこの次のお楽しみでもぜんぜんOK。

 

現在(4/19/2010)公開中                    
オススメ★★★★☆

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 大人になって飛び方を忘れてしまったピーターパンが・・・っていうのはキレイなイントロで、確かに“少年の心”は持っていそうだけど、バッチリ中年の主人公がピッタリくるロビン・ウィリアムズ。主人公ではなく、スティーヴン・スピルバーグ は後日譚に一捻りとばかりに、敵であるフック船長の名をとってのこのタイトル。しかし男にとって肝心なのはティンカー・ベル役のジュリア・ロバーツ、目を楽しませてくれます。可愛かったんだよな、「ノッティングヒルの恋人」 ともども彼女の可憐さが堪能できます。
オススメ★★★☆☆

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