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レスラー

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 「π」、でデビューし、続く「レクイエム・フォー・ドリーム」「ファウンテン/永遠につづく愛」 などミニシアター系インテリ監督の印象があった監督、ダーレン・アロノフスキー。ま、名前からしてなんとなく気難しい感じ。そんな彼が忘れ去られたようなミッキー・ローク (「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」「エンゼルハート」の時はカッコ良かったのよホントに)を主演にして、プロレス映画を撮る。またその作品が賞を獲りまくっているというニュースには、ちょっと意外な感じがしました。

 

 ところがフタを開けてみれば、実によく出来た人間ドラマ。今までドキュメント「ビヨンド・ザ・マット」(すみませんレンタルありません)とか「力道山」 とかはあったけれど、数は少ない。ま、プロレスそのものがドラマティックな格闘技ですから、あえて劇映画にする必要はないんですけれど、その数はボクシング映画とは桁違い。

 

 で、中身はプロレスファンを納得させつつ、人間臭いドラマが展開。かつてのアロノフスキー作品と違い、ドキュメント・タッチで撮られているので、忘れられた元人気レスラーの日常が生々しく映し出されます。控え室でため息ついたり、いい年して部屋を閉め出されたり、スーパーの惣菜売り場でアルバイトしたり。おまけに心臓発作で倒れて、長年会ってなかった娘とよりを戻そうとしたり。

 

 この娘役のエヴァン・レイチェル・ウッド、「アクロス・ザ・ユニバース」 から一転して、しょーもない親父を持ってしまった強気の女の子が似合ってました。悲哀を感じさせる描写ではなく、もうホントにプロレスのことしか頭になかった男の成れの果てが冷静に描かれる。もちろん“成れの果て”男を演じるミッキー・ローク 、肉体改造も手伝って本物に見えました。またレスラー達が見せる舞台裏はプロレスファン必見のシーンでしょう。ワザの打ち合わせとか、凶器の使い方とか、実はみんな仲良しだったりとか。

 

 また“成れの果て”男のことを唯一心配するのがマリサ・トメイ演じるストリッパーで、わざと年を感じさせるスッピンで登場。あの「忘れられない人」 の時の可憐さがウソみたいに、生活に疲れた感じは役者根性ですな。もっとも監督がただ彼女の裸見たさに作った役だったんじゃないかと思うのですけれど・・・。

 

 プロレス映画としても希少ながら、もう終わってしまった人々(音楽の好みからして一目瞭然、モトリー・クルーとかガンズアンドローゼズ肯定で、ニルバーナ 嫌い)を冷静に描いたホントに人間臭いドラマの極上品です。

 

現在(6/16/2009)公開中    
オススメ★★★★☆

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チャイニーズ・マフィアと警察との抗争を描いたヴァイオレンス作品。ここでの監督はマイケル・チミノですけれど、オリヴァー・ストーンの脚本なしには成立しない重い一品。この作品で一気にミッキー・ローク とジョン・ローンは有名になり、ジョンは「ラストエンペラー」、ミッキーは「ナイン・ハーフ」、「エンゼルハート」と代表作をゲット。ラストは本当に激しい戦いになります。
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