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パブリツク・エネミーズ

  パブリック・エネミーズ

 

 潜入捜査官は演じたけれど(「フェイク」 )、ギャングそのものに扮したことのなかったジョニー・デップ。今回はいつにもまして、いい男ぶりが前面に出ています。ずーっと怖い顔してるしね。それもそのはずで、彼が演じるジョン・デリンジャーという男、伊達男で映画好き。しょっちゅう見に行ってて、最後も・・・。宣伝では義賊的な銀行強盗ってなってるけど、「ジェシー・ジェイムスの暗殺」と同様、犯罪者の末路なんて大同小異。ジョニー・デップがこの役に魅力を感じるのも肯ける。

 

 また彼の“引き立て役”に扮するクリスチャン・ベイル ですけれど、後々21世紀に合衆国で最も成功した英国俳優と呼ばれるかも。二人のヒーロー、ブルース・ウェイン(「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」)とジョン・コナー(「ターミネーター4」)を演じていながら、「タイフーン」の時のイ・ジョンジェみたいな役回りをモノにしている。そしてこの2人の殺伐とした暴力と陰謀の応酬のなかで、“運命の女”を演じるマリオン・コティヤール「プロヴァンスの贈り物」でゼニゼニ男(ラッセル・クロウ演じる証券ディーラー)がコロッと参ってしまうくらい“ある種”の雰囲気を醸し出している。一見したところ美人じゃないんだけど、逆らえない、抗えない魅力の持ち主。「イングロリアス・バスターズ」メラニー・ロランもそうだけど、合衆国女優と違って、おフランス女優って大人の魅力というか、どこか抵抗できない魅力があります。

 

 さて映画好きが圧倒されたのは、この作品マスター・ピース(「ゴッドファーザー」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」)のスタイルを全く踏襲していないトコで、コーエン兄弟「ミラーズクロッシング」を超える映像世界を展開。「コラテラル」「マイアミバイス」 と使ってきたハイ・ヴィジョンの技術を監督のマイケル・マンは効果的に用いています。“車のヘッドライト”、“マシンガンが放つ閃光”、“冷気の中の白い息”などなど。実に新鮮に見える。特にラストシーン、マリオン・コティヤール の瞳の色にご注目を。この作品の後、色彩設計が変わるかも。ま、本筋と関係ないトコで、感動してもしょーがないんだけどさ。

 

 それにしてもこのタイトルを聞いて、奴ら(パブリック・エナミー =80年代を代表するヒップ・ホップ・グループで「ドゥ・ザ・ライト・シング」のテーマを担当)のことを連想するってのは年なんだろうな。

 

現在(12/22/2009)公開中
オススメ★★★★☆

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  プロヴァンスの贈りもの

 

 映像派と呼ばれたリドリー・スコット監督の可愛らしい作品にして異色作。だって「ブレードランナー」とか「ブラックレイン」の人がフランスの田舎を舞台に、心の洗濯ができるいかにも“ミニシアター系”の秀作を撮るとは思いもよらなかった。資本主義社会のヒーロー、“ゼニゼニ男=証券ディーラー”が人々の暖かさと、亡き叔父が遺したワインと農園によって人間として再生していく。ま、ありがちな話なんだけど、中年にはホントに心に染みてくる。「サイドウェイ」ともどもワイン映画としても逸品。
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