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フェイクシティ ある男のルール

  フェイクシティ ある男のルール

 

 マス・メディアで取り上げられないからと言って、つまらないんじゃない?という時代から、取上げられないからこそ何かあるね、というのが21世紀の今。スーパースター!キアヌ・リーブスが出演しているにもかかわらず、話題にならないのかさせないのか。蓋を開けてみればとてつもなく面白い。確かに特撮専門の二枚目俳優に、ダークなL.Aの世界なんか似合わないよと思っていました、観るまでは。ところが冒頭から飛ばしまくりの暴力と腐敗と“いかにもありそうな”警察の実態。理由は簡単で、原作者が「L.Aコンフィデンシャル」(DVDレンタルありません)のジェームズ・エルロイだから。

 

 彼の原作で「ダークスティール」 でもLAPDの実態が暴かれてしましたけれど、容赦のない描写で、凄まじいですね。幼女誘拐犯を取り押さえるのではなく、皆殺しにしちゃうんですから。そして主人公が属するチームがまさに「トレーニングデイ」に出てきたような国家権力を背景にしたゴロツキ共で、そのボスに扮するのがフォレスト・ウィテカー「バンテージポイント」とか「フォーンブース」 だと優しい男だけれど、ここでは二枚舌で出世欲だけで生きていて、本物の悪党って感じで賞をあげたいくらいの演技。キアヌ扮する熱血暴力刑事を言葉巧みに操ります。

 

 「マイアミバイス」 や「NYPD15分署」など現在の警察を描いた場合、誰を信じて良いのか悪いのかというのが現実。しかし避けて通れない現実を、むしろ真正面から捉えたことでわずかながら希望が、少しだけ差すのがこの作品の最大の魅力。ま、それはご覧になってのお楽しみ。

 

 善か悪かという図式で警察を描いたのではコメディとなってしまう現代。むしろギリギリの場面で“ある何か”を試される瞬間、人はどう行動するのか?が原作者ジェームズ・エルロイの真骨頂なのでしょう。10年以上前「L.Aコンフィデンシャル」 を観た時はずいぶんと現実離れしているなぁと思いましたけれど、実はあれこそがL.Aの現実で、やっと認識が追いついたというわけですね。アル中のキアヌ・リーブス やら警察の実態を描いた映画なんて大っぴらに宣伝できないもんなぁ。いやはやラッキーなめっけもんでした。

 

現在(2/16/2009)公開中  
オススメ★★★★☆

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関連作

  L.A.コンフィデンシャル

 

 実際にロス・アンゼルスで観たのは今を去ること10年以上前。複雑なストーリーにもかかわらず、字幕がなくても映画は観てりゃあ分かるモンだなってことを痛感した1本。腐敗したLAPDを描いたものは他にもありますけれど、“暴力警官”、“チクリ屋”に“目立ちたがり屋”といった、どーしょーもない連中が最後の矜持にかけて立ち向かっていく様はかっこよいのです。ラッセル・クロウ(暴力警官)もケヴィン・スペイシー(目立ちたがり屋)もガイ・ピアース(チクリ屋)もこの後売れっ子に。
オススメ★★★★☆

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  ダーク・スティール

 

 原作が「L.Aコンフィデンシャル」のジェイムズ・エルロイというあたりでビビーンと来るのですけれど、期待にたがわず良い出来です。出てくる警官がそろいもそろって・・・。そんな中であの「MiV」のヴィング・レイムスが唯一マトモに見えたりする。「デーブ」のSP役も良かったしね。アメリカではヒットしたのに日本では未公開のままビデオ屋へ直行。でも内容は抜群で「トレーニングデイ」 より生々しいかも。だってあのL.Aの暴動が背景にあるんですもの。ぜひオススメの一品です。
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