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容疑者Xの献身

容疑者Xの献身  容疑者Xの献身

 

 ここ数年テレビでヒットしたドラマ の映画化が盛んでしたけれど、それほど内容の濃い作品はありませんでした。それもそのはずで、たいていは“お話し”がテレビで完結しちゃっているので、オマケのファンサービス的意味合いの代物。ま、テレビの時から好きだったし、“お祭り騒ぎ”でも許せちゃうってのがホントのところ。

 

 しかしこの作品はそんな流れとは真逆で、まんまとしてやられてしまいました。もともと原作を活かす目的でテレビシリーズ「ガリレオ」が仕組まれていたとは・・・。アメコミだってヒットしてからスピン・オフシリーズを作ったりしているのに、なんとスピン・オフから見せられていたとはね。

 

 この作品の中ではお気楽凸凹コンビ、ガリレオ博士=湯川学と内海薫は単なる脇役に過ぎない。確かに彼らが謎解きをするべく奮闘するんですけれど、堤真一扮する天才数学者と、松雪泰子扮する容疑者の切ないドラマは映画にする価値がある。

 

 もちろん詳細に触れると台無しなので割愛しますけれど、文句なしでしたね。種明かしは一回きりのサスペンスだけに、原作は未読の方が良かれと思っていましたけれど大正解。ただそれも天才数学者のキャラを際立たせるための彩りに過ぎないのは素晴らしい。

 

 テレビ・シリーズをかましといて、映画でビックリさせる。人気が出ることを計算の上での仕掛けはなかなかに商売上手というべきでしょうか。こんなの初めて見ました。またこの作品を観るためにもプレ・スピンオフ「ガリレオ」は楽しめます。

 

現在(10/4/2008)公開中 
オススメ★★★★☆

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 原作の解説で、作者の東野圭吾は俳優の佐野史郎をイメージして“湯川博士”を作り出したんだそう。しかしながらTVドラマにするにあたって、福山雅治の起用が大当たり。結果は映画化にまでいたることに成功。原作者東野圭吾はその理系出身の知識をフルに活かしたトリックで毎回楽しませてくれる。毎週楽しみにしていたTVドラマなんて何年ぶりだろう。凸凹コンビも良かったしなぁ。

オススメ★★★☆☆

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