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ルネッサンス

ルネッサンス  ルネッサンス

 

 フランス産のアニメーションで、使われている色は‘黒と白’。ま、ここまでのネタだと劇場に足を運ぶ動機には薄いですよね。でも予告編を見たときからウズウズさせてくれたこの作品、期待以上でした。セリフが英語だからかもしれませんが、おフランス産SFのあのテイストが皆無。

 

 まぁ、アレはあれでOKなんですけれど・・・。白と黒は色彩学では“色”とは認識されませんから、無彩色の世界が眼前に広がります。これが圧巻、まずその映像美にしびれます。そして展開される世界はまさに「ブレードランナー」「攻殻機動隊」「アヴァロン」を経由したもの。20544年の世界ですから、これら代表作のエッセンスを取り込むのは賢明。つまりは現在の世界での最先端となりましょう。

 

 加えて「アップルシード」でも使用されていた手法、モーションキャプチャーを用い、CGを組み合わせ、手書きアニメには出せない“動き”を表現している。「アップルシード」を見た時はなるほどアニメってのは動かなかったんだなと思いましたけれど、今回もキャラクターがまるで生きている人間のように見える。

 

 その他「AKIRA」 などの影響も垣間見える本作、日本人必見と言えましょう。もっともアニメーションの最先端(いわゆるジャパニメーションですか)を見続けてきた方限定ではありますが。それにしても押井守 監督作「アヴァロン」が海外に与えた影響は大きいんですね。久しぶりに見たけど面白い。あの人の作品って分かるのに時間がかかります。ま、その血統を受け継いだこの作品、まさに映像のある頂点を現在極めています。

 

現在(7/17/2007)公開中
オススメ★★★★☆

 

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関連作

 アップルシード APPLESEED

 

 押井守の成功も士郎正宗の 原作 があってこそ、と思わせるくらいこの作品も素晴らしい。次の世界大戦が既に折り込み済みとなっているところが恐ろしいのですが、現在の情勢がまさに暗示してますよね・・・。ま、娯楽作としても上出来で、ロボット(アームド・スーツ?)が登場するところはいかにもオタク仕様なのですけれど、 ブンブンサテライツ の音楽に負けない映像は世界で唯一といったところでしょうか。若干実験的な映像に戸惑うことはあるかもしれませんけれど、今後のアニメを占う画期的映像の一つかもしれません。
オススメ★★★★☆

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 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊

 

 士郎正宗の原作を得て、世界中の映画関係者がビックリした作品。コンピュータ・ネットワークを物語に組み込んだ画期的な1本で、まだコレを超えるSFは現在(1/29/2007)のところ登場していません。もちろんコレがヒントになって「MATRIX」が作られたのは有名な話。まさか続編が作られるとは思いもよりませんでしたが、ネットが一般化した今、どんな世界が展開するのか楽しみですね。蛇足ながら本作は何度見ても発見がありますので、何度でもどうぞ。

オススメ★★★★★

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