インベージョン   10/20


 「ヒトラー最期の12日間」 を撮ったオリバー・ヒルシュビ−ゲル。ニコール・キッドマン と新ボンド、ダニエル・クレイグ(新生ジェームズ・ボンド)共演で「SFボディスナッチゃー」4度目のリメイクに挑戦。ホラー作家スティーブン・キング氏によると、この種の映画はその時代の人々が抱えている不安、恐怖を反映させているのだそう。もちろん今の世相が色濃く影を落としていて、背景にはテロが頻発する世界がある。で、現代の人々に笑われないように、侵略者の“正体”にも一工夫。寝ると一巻の終わりってトコも不眠症ぎみの現代にマッチ。

 しかしながら今の映画がいかにショッキングな造りにしているか、これと「バイオハザード」 を見比べると一発で分かります。早い話がおっかないシーンが殆どなくて、上品にまとめられている。今のホラー、スプラッターを見慣れている人々(特に若い人)からは、ブーイングがきそう。でも、だからこそ、普段この手の作品を見ていないドラマ派の方々にオススメ。
 
 この作品が暗に語っている。実は同じようなテーマを「アップルシード」の続編「エクスマキナ」でも扱っていたのは興味深いですね。みんな一緒か?争いは人間の本質か?でも“みんな一緒”にはおぞましいオマケが付いていて、同化せぬなら=排除。進むも地獄、退くも地獄の現代が抱える問題が浮き彫りになってきてしまいます。最近遅ればせながら「バカの壁」を読んだからひしひしと感じちゃいますね。

 単なるリメイクではなくキチンと現代を織り込んで、上品に仕上げているこの作品悪くはないでしょう。ホラーとしては落第点かもしれませんけれど、“侵略者映画”としては新たな切り口。ドイツ人だけに哲学的であります。普段この手の作品をゲテモノとして敬遠されている方はぜひどうぞ。

現在(10/26/2007)公開中
オススメ★★★☆☆
インベージョン 特別版 [DVD] 
 
←前のページ 次のページへ→

インベージョンDMM.comDVDレンタル
 

top

     
     ゼイリブ


  小道具が“サングラス”という、いかにもジョン・カーペンターらしいB級 SF 。もちろんそれに触れるとつまらないので割愛。延々とテレビCFやらデッカイ看板に侵略者たちの洗脳メッセージが書いてあって・・・。でも見破った主人公を演じるのがプロレスラーだから、肉弾戦の方にポイントがズレていったような。しかしサブリミナル・テクニックを駆使して、思想注入 ”をしているマスメディアの支配は現在も進行中。マンガチックだけど現実離れしていないのです。
オススメ★★★☆☆
 
ゼイリブ [DVD]

DMM.com CD&DVDレンタル  ゼイリブDMM.comDVDレンタル  

 

   top
                         
inserted by FC2 system