世界最速のインディアン  2/13


  「追いつめられて」とか「13デイズ」「リクルート」などの秀作を作ってきた監督ロジャー・ドナルドソン。でもどっちかって言うとあんまりコレという作品はなかったのが実際。中にはズッコケちゃったものもあるしね(もちろん前記の作品ではありません)。

 ニュージーランド出身のこの人が本当に撮りたかったのは、地元のバイク好きでスピード狂の爺さんのお話し。見事今回念願かなって実現。題材になっている人物は実在の人で、監督自身が彼のドキュメントを撮ったのは30年前。以来劇映画化に向けてコツコツやってきたわけです。

 で、その爺さんがアメリカのだだっ広いボンヌヴィル塩平原で、思う存分バイクをすっ飛ばしたいがために旅する顛末が物語の中心。コレが実に面白い。金がないからバイクを運ぶ船で“まかない”やったり、行った先(アメリカ)で中古屋の工場を借りてバイクを運ぶ荷車作ったり。カルチャー・ギャップも見所の一つ。その肉付けに一番貢献しているのが、もちろん主演のアンソニー・ホプキンス 。あの「羊たちの沈黙」のレクター博士ですけれど、だてに名優ではないことを証明しています。というよりここまで自然になりきっている彼を見るのは初めて(「アトランティスのこころ」も良かったけどね)。
 
 「クジラの島の少女」 もそうでしたけれど、ニュージーランドの景色も絶品で、海岸線の美しさはどうでしょう。なおこの映画の製作に携わっているのが、日本人であることは嬉しい事実。地味ネタで、爺のお話しですけれど、“好き”なコトってどうしようもなく人を動かしてしまうものだというテーマがあるこの作品は必見です。もちろん映画好きとしては“しめた”の一本で劇場で見られたこと自体が幸せなのです。

現在(2/13/2007)公開中
(でももうすぐ終わっちゃうからリリースされたらぜひどうぞ)                 
オススメ★★★★☆

スマイルBEST 世界最速のインディアン [DVD]  

←前のページ 次のページへ→

世界最速のインディアンDMM.comDVDレンタル


top

       
     13デイズ


 
 
ジョンFケネディ政権下のアメリカ合衆国を襲った、未曾有の核ミサイル危機。一般的なこの国の認識はそうなってるけれど、実際は・・・( オリバー・ストーン 「コマンダンテ」を参照してみて)。ま、それはさておき、突然隣の国に核ミサイルが並んじゃったんだからさー大変、ということでホワイトハウスの中で深刻なやりとりが交わされます。ケネディに扮したブルース・グリーンウッド、異常にケネディに似ていて、「ザ・コア」とかでも信頼のおけるキャプテン役だったり。もちろんこの当時人気のケビン・コスナー、大統領特別補佐官が良く似合ってる。少なくともこの時代の大人たちは義務から逃げずに真剣だった。
オススメ★★★★☆

13デイズ [DVD]

DMM.com CD&DVDレンタル  13デイズDMM.comDVDレンタル


top
                         

   
     アトランティスのこころ


  スティーブン・キング氏が時折見せる“優しい”作品系列 「スタンド・バイ・ミー」 、「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」に新たな作品が加わりました。「アトランティスのこころ」はですね、泣いちゃうとかそういうんじゃなくて、キレイな映像と淡い少年時代のしみじみした感じが魅力的なのです。 残念ながら撮影監督のピョートル・ソボシンスキ氏が亡くなってしまったので、もうこのような美麗な情景に会えなくなってしまったんですけれど、とにかくこの作品に映し出された情景は素晴らしい。インディペンデント系の監督は特にこの手のスタッフにはうるさくて、ガス・ヴァン・サントなども 「グッドウィルハンティング」「小説家を見つけたら」 などは撮影に相当凝っています。冒頭デビッド・モースが出てきますけれど、彼のシーンは何ともいえない光線で切り取られていて、魅力的ですね。更に レクター博士ことサー・アンソニー・ホプキンス は手堅い芝居で、本来こういう役の方が合っているんだよなと痛感します。
オススメ★★★★☆
 
アトランティスのこころ 特別版 [DVD]

DMM.com CD&DVDレンタル  アトランティスのこころDMM.comDVDレンタル


top
                         

inserted by FC2 system