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マイアミ・バイス

マイアミ・バイス  マイアミ・バイス

 

 80年代を象徴するスタイリッシュ刑事アクションTVドラママイアミバイス」。これを仕掛け人のマイケル・マン(当時の製作総指揮)が映画化。恐ろしくリアルな潜入捜査官の実態が描かれていて、緊張感タップリ。

 

 土地柄がマイアミだけに南米から入ってくる“ブツ”(麻薬やら武器やら)を取り締まるのが彼らのお仕事。で、売人に接近し黒幕をパクるのが主な業務なのですけれど、これが命がけ。売人になりすまし、彼らに接近する。信用第一ですからどう見たって刑事には見えない風体で、ヤクザそのものの生活ぶり。フェラーリに乗ったり髭剃らなかったり。その役をコリン・ファレルジェイミー・フォックス扮するソニーとリコが見事演じているわけですね。つまりは演じる捜査官を演じているのが両名。

 

 とてもマトモな刑事ものとは思えない捜査方法で、ジワジワと“大物”に接近していきます。リアル刑事路線の傑作「トレーニングデイ」と同じく警察署のシーンなんか殆どなくて、深夜の駐車場なんかで捜査方針を決めちゃっている。そういったシーンを可能にしているのが実は最新技術のハイヴィジョンで、監督のマイケル・マンは前作の「コラテラル」に引き続き“夜”を描き出すのに成功している。今までのフィルム撮影でしたら、どうしても照明を当ててしまうので、なかなかあの雰囲気は出せないのです。特に高速道路の照明の下のあの何とも言えない情景とかね。ま、それはあくまで映画を盛り上げるための技術の一つ。

 

 昨今のアメリカ映画の傾向の例に漏れずこの作品も必ずしもハッピー・エンドではないですけれど、必見の1本。なぜってそうした新しい技術の映画で活躍している主演の2人、コリン・ファレル とジェイミー・フォックス は今後が楽しみだし、ハイヴィジョンの撮影にも美貌全開のアジアン・ビューティー、コン・リーはイケます。「Mi−3」でもマギーQは良かったですもんね。参考までにTVシリーズの「マイアミバイス」は必見。あのシリーズから多くのエッセンスが抽出されていますから。

 

現在(9/6/2006)公開中
オススメ★★★★☆

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関連作

  トレーニング デイ  

 

 “正義と真実の人”を体現するデンゼル・ワシントンのキャラを逆手にとって、ビックリさせられる展開の刑事もの。タイトルが“デイズ”じゃなくて、“デイ”というところがミソで、イーサン・ホーク 扮する新人刑事が命がけの一日を生き延びる。この作品でめでたくデンゼル・ワシントン にアカデミー賞 をもたらした監督のアントワン・フークワはなかなかの実力者。
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