ザ・インタープリター   6/3


 ニューヨークにある国連ビルに初めてカメラが入って撮影されたサスペンス「ザ・インタープリター」。監督が名匠と呼ばれるシドニー・ポラックで、一流どころのスタッフとキャストを集めてはいます。フランス人のイヴァン・アタル(シャルロット・ゲンズブールの亭主!!)が無造作に出ていたり、ショーン・ペンの同僚としてキャスリーン・キーナー(「マルコヴィッチの穴」)の美女!!」が出ていたり。この辺は映画好きが「おおっと」と唸る通なキャスティング。

 そして撮影監督はなんと「セブン」とか「ロストチルドレン」とかのダリウス・コンジ。ま、この名をご存じない方でも「セブン」 にしろ「ロストチルドレン」にしろ映像は独特だったでしょ?監督のデヴィッド・フィンチャー ともめて「パニックルーム」は途中で降りちゃったんだから、こだわりのキャメラマンなわけです。

 で、そのこだわりがどこへ向いたかというと、全部ニコール・キッドマン。さすがは名匠、半端な助平ではありませんね。とにかくこれでもかというくらい彼女の美貌を映し出すことに全精力が傾けられている。未だかつてこれほど凛々しくも美しい彼女を見たことがあっただろうか?というくらい。確かに物語は二転三転し、陰謀の首謀者が誰なのか、そもそも告発者であるキッドマン演じる通訳の言っていることが本当なのかという展開。ところがそこにドキドキするのではなく、ひたすら画面いっぱいに映し出されるニコール・キッドマン の美貌にメロメロ。こんなに綺麗な人だったんだと改めて感心。監督は「アイズ・ワイド・シャット」で役者として共演していますから、いつかこの美人を自分の作品に・・・、と思っても不思議はないでしょうなぁ。

 また貴重なのはショーン・ペンがごく普通の男を実年齢に合った形で演じているのは大変に貴重です。だってこの人まともな役はまずやりませんからね。悩める刑事役なんて「ステート・オブ・グレイス」(因みにこの作品が彼のターニング・ポイント的作品)以来じゃないでしょうか。一見クラシック・スタイルのサスペンスの様相を呈しつつ、実は女優への配慮が並大抵ではない男性にのみオススメできる一品かも。

現在(6/3/2005)公開中
オススメ★★★☆☆

ザ・インタープリター [DVD]

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      マルコヴィッチの穴

 

 個性派、演技派、曲者、などなど色々冠は付くだろうけど、この作品に出たことで、シャレの分かる男であることは証明された ジョン・マルコヴィッチ 。なにせ自分の名前がタイトルにされて、かなりイジられている。(よくやるよホント)原題が“Being John Malkovich”というくらいだから、奴になれる穴が出てきたり、かがまないと歩けないようなオフィスとか、独特の雰囲気は笑える。きっと監督のスパイク・ジョーンズの目から見たら、会社ってああなんだろうなぁ。当時既に 「メリーに首ったけ」 にも出演していた人気絶頂の キャメロン・ディアス じゃなくて、キャサリン・キーナーをヒロインにするセンスはさすが。
オススメ★★★★☆

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      ステート・オブ・グレース

 

 演技派ショーン・ペンとロビン・ライトが出会った映画というのはあくまでオマケで、スタイリッシュ・ギャング映画(の体裁をとった××××もの)として大好きな一本。豪華キャストで、エド・ハリスゲイリー・オールドマン ジョン・タトゥーロ も出ている。既にライヴ映画 「U2/魂の叫び」 で人気と信頼を得ていた監督のフィル・ジョアノー、その映像感覚はさすが。後に 「ウィズアウトユー」 でこの時期の舞台裏を描いています。こちらも映画好き必見。
オススメ★★★★☆

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